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絞り込み検索とは?導入するメリットや実装する方法を解説

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Webサイトを訪れたユーザーは、膨大な情報の中から、いかに早く、効率的に、求めている情報や商品にたどり着けるかを重視しています。もし、目的の情報にスムーズにたどり着けない場合、ユーザーは離脱し、機会損失につながってしまうでしょう。

この課題を解決し、ユーザー体験(UX)を向上させる鍵となるのが、「絞り込み検索機能」です。特に情報過多の現代において、ユーザーは無駄な時間をかけたくありません。

企業様が提供する製品やサービス、技術情報が多岐にわたるほど、ユーザーは「どこを見ればいいのか」と迷子になりがちです。マーケティングご担当者様であれば、自社サイトの利便性を高め、リード獲得率やCVRを向上させることが喫緊の課題となっているのではないでしょうか。

この記事では、Webサイトの利便性とコンバージョン率(CVR)向上に不可欠な「絞り込み検索」とは何か、その具体的な導入メリットや、実装方法について紹介いたします。

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絞り込み検索とは

Webサイトを訪れたユーザーが、大量の商品や情報の中から、目的のものに素早くたどり着くために、複数の条件(属性)を指定して検索結果を絞り込む機能を「絞り込み検索(ファセット検索)」と呼びます。

具体的には、ユーザーが事前に設定された「カテゴリー」「価格帯」「色」「サイズ」「型番」などの項目から、希望する条件を段階的に選択することで、表示される情報量を絞り込んでいく仕組みです。

特に商品点数が膨大で仕様が複雑なBtoB製造業のWebサイトにおいては、カタログのような使い勝手を実現し、ユーザーの利便性を大きく向上させるために不可欠な機能です。

絞り込み検索を活用することで、ユーザーはフリーワード検索のようにキーワードを考える手間なく、直感的な操作で求める情報にアクセスできます。この結果、情報過多によるユーザーのストレスを軽減し、ECサイト内でのエンゲージメントを高める効果が期待できます。

絞り込み検索機能を導入するメリット

絞り込み検索機能を導入することで、主に次の4つのメリットが期待できます。

顧客満足の向上につながる

ユーザーは、膨大な情報の中から、特定のニーズを満たす製品を迅速に見つけたいと考えています。

絞り込み検索を導入することで、ユーザーは製品型番、用途、仕様といった詳細な属性情報を用いて、最短経路で目的の情報に到達できます。この結果、ユーザーが「探したいものが見つからない」と感じるストレスを大幅に軽減し、Webサイトに対する顧客満足度(CS)の向上につなげられます。

特に、製品知識が少ないユーザーでも、質問に答えていくだけで商品選定ができる「対話型商品選定コンテンツ」を構築した場合、選定の難易度を低下させることができるでしょう。

離脱率の低下につながる

Webサイトのユーザーが離脱する大きな原因の一つに、「使いづらさ」があります。製品情報が仕様書やカタログデータとして分散していて、欲しい情報にたどり着けないと、ユーザーはすぐにWebサイトを離れてしまいます。

絞り込み検索なら、ユーザーが望む条件を視覚的に提示されるため、ユーザーの次の行動をナビゲートする役割を果たしてくれます。これにより、サイト内をさまよう「迷子ユーザー」を減らし、サイト内回遊率を向上させ、結果的に離脱率の低下につながります。

CVRの改善につながる

離脱率の低下は、そのままコンバージョン率(CVR)の改善に直結します。その理由は、下記2点です。

購入意欲の高いユーザーを囲い込めるから

絞り込み検索で製品を深堀りしたユーザーは、既に特定のニーズが明確な顕在層といえます。検索体験がスムーズであれば、購買や問い合わせ、資料ダウンロードといった最終的なアクションへ迷わず進むことができ、囲い込んでリピーター化できます。

ホットリード情報を獲得できるから

製品選定後に、図面やデータ(CADデータなど)のダウンロードを促す導線をシンプルに設計することで、より高度なリード情報(ホットリード)を獲得することが可能になります。

情報の管理がしやすくなる

絞り込み検索機能は、その裏側で、すべての製品情報が構造化されたデータベースに一元管理されていることが前提となっています。

このデータベース構築自体が、情報管理を効率化する最大のメリットです。BtoB製造業では、製品情報がカタログ制作データや部門ごとのExcelなどに分散しがちですが、一元管理されたデータベース(PIM:Product Information Management)を持つことで、以下の効果が生まれます。

  • 最新情報の維持…データベースの情報を更新すれば、Webサイトやその他の媒体にも最新かつ正確な情報を簡単に提供できます。
  • 業務負荷の軽減…複数の販促媒体(カタログ、Web、ECサイトなど)の制作や更新が自動化され、制作・更新の業務負荷が軽減されます。

絞り込み検索機能を実装する方法

絞り込み検索をWebサイトに実装するには、主に3つの方法が考えられます。

HTMLとJavaScriptを使って実装する

まずは、Webサイトを構成する基本的な技術(HTML、CSS、JavaScript)を用いて、自社で検索ロジックやUIを開発する手法です。

HTMLとJavaScriptを使って実装するメリット

高度なカスタマイズが可能で、独自の複雑な要件にも対応できます。

HTMLとJavaScriptを使って実装するデメリット

開発に多大な時間と費用、専門知識が必要となり、システム構築に時間と費用がかかる上、商品点数や属性が増えると、メンテナンスや改修の負荷が非常に大きくなります。

サイト構築システム(CMS)を活用する

WordPressのような汎用CMSや、ECサイト向けのCMSなどが提供する標準の検索機能やプラグインを利用する手法です。

サイト構築システム(CMS)を活用するメリット

比較的、安価かつ短期間で導入できます。

サイト構築システム(CMS)を活用するデメリット

機能の拡張性や柔軟性に限界があり、商品点数が数万点を超えるようなBtoB製造業の複雑な製品情報管理には、機能が不十分となることが多いです。

Webサイト内検索専用ツールを導入する

商品情報管理(PIM)の機能や、商品選定サイトの構築に特化したパッケージシステムを導入する手法です。BtoB製造業においては、このアプローチが最も現実的かつ効果的です。

特に、製造業に特化している商品情報管理システムは導入コストが高額になりがちという課題がありますが、パッケージ化されたシステムを選定することで、初期費用を抑えつつ、短期間での運用開始が可能です。

商品選定サイト構築システム『ERAVIDAS』や商品情報管理システム『KOKONIDAS』のようなパッケージを活用することで、仕様決め・要件定義・設計・システム開発・サイトデザインといった複雑な工程が不要となり、データ登録のみで商品選定サイトを公開できます。

BtoB製造業サイトにおける絞り込み検索とは

BtoB製造業のWebサイトにおける絞り込み検索の役割は、単なるECサイトの商品検索とは一線を画します。主な違いは、次の3点です。

高度な仕様からの絞り込み

型番やカテゴリーだけでなく、「耐熱温度」「許容トルク」「材質」など、技術的な仕様を絞り込み条件にできます。

資料への導線

検索結果から直接購入(ECサイト誘導)してもらうことも重要ですが、「製品情報」「カタログPDF」「図面データ」「マニュアル」といった技術資料へアクセスできる導線も重要です。

社内業務の効率化

アフターサービス部門では、修理担当者が現場で故障部品の型番をスマホで簡単に特定できる「特定サイト」を構築・提供することで、顧客からのコールセンターへの問い合わせ件数削減、ひいてはCS部門のリソース削減に成功できるでしょう。

このように、製造業における絞り込み検索は、顧客(ユーザー)が求める情報へのアクセスを最大化し、社内の業務プロセスを革新するための、情報ハブとしての役割を担います。

製造業におすすめの商品選定サイト構築システム「ERAVIDAS」

BtoB製造業の「絞り込み検索」を核としたWebサイトの課題を解決するため、当社では商品選定サイト構築システム「ERAVIDAS(エラヴィダス)」を提供しております。

「ERAVIDAS」は、リード獲得までの導線がシンプルなBtoB製造業専用のCMSとして設計しています。特に、以下の特長が、貴社のマーケティング課題解決をサポートします。

機能 特長 根拠・理由
商品検索機能 大量商材から、型番、カテゴリー、仕様などから簡単に絞り込みが可能。 製品数が1万SKU以上ある製造業の製品検索をシンプルにし、競合他社に勝るUXを提供。
資料配布機能 製品型番をキーに、資料や図面をユーザーへ配布可能。 製品選定後、製品ページから図面やデータダウンロードを含めたアクションが1クリックで可能。
ECサイト誘導 商品検索結果から、外部ECサイトへの購入導線を構築。 ユーザーの「選定→確認→ダウンロード/購入」が簡単にでき、離脱が少なくなる。
データ連携 商品情報管理システム『KOKONIDAS』と連携可能。 製品情報が一元管理されたデータベース(KOKONIDAS)から、検索サイト(ERAVIDAS)を自動生成するため、最新かつ正確な情報提供が可能。
導入の容易性 パッケージシステムのため、低価格でシステム知識不要、早期運用開始が可能。 Excel形式のDBを基に自動生成するため、更新する人やタイミングを選ばない運用属人化防止を実現。

「ERAVIDAS」を活用することで、Webマーケティングご担当者様は、複雑なシステム構築の手間から解放され、本来のコア業務であるマーケティング施策に集中し、売上増加へとつなげることができるでしょう。

まとめ

絞り込み検索は、Webサイトの顧客満足度とコンバージョン率を向上させる上で不可欠な機能であり、特に大量で複雑な製品情報を持つBtoB製造業においては、情報の一元管理を可能にするための重要な基盤となります。

この機能を最短で実現するために、商品選定サイト構築システム『ERAVIDAS』のような、製造業の課題解決に特化したパッケージソリューションの活用が、お客様の事業成長を加速させる最適な選択肢となるでしょう。

ERAVIDASに関する詳細

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